30代からは友達ではなく、友人を作ろう
PM14:27。
公園に散歩に行けるなんて、何年振りだろう。
これまでの日常はこうだった。
朝から満員電車に乗り、オフィスに向かう。
メールチェックから始まり、今日の日程を確認。
昼食を取る時間も殆どなく、気が付けばPCに表示されている時刻はPM20:00過ぎ。
『あぁ、今日もサービス残業か』
帰宅した時にはPM23:11。
あっという間に平日は終わり、週末を迎える。
平日に時間をかけた料理など作れるわけもなく、約1週間分の夕食を作る。
殆どが、煮物かマリネだけど。
そんな日々の中、これからもこのままの生活スタイルで行くのかと考えた。
環境を変えよう。
■友達の大半が母である
周りの友達はもう立派な母になっている。
大半が結婚し、そのまますぐに妊娠・出産。
会社を辞め、専業主婦。
もちろん仕事に復帰し、そのまま働いている友達もいる。
結婚・妊娠・出産・専業主婦。
二十歳前後に大半が描いた日々を実現し、それぞれが幸せな日々を送っている。
もちろんSNSのアイコンは愛する我が子。
とても愛らしいショットが目白押しだ。
そんな写真をふとした時に見ていると、みんな大人になったなぁと感慨深いものがある。
■20代の会話
友達と会う時は、そこそこ美味しい料理にお酒がつきもの。
初めの一口だけで笑顔になるような美味しい料理を食べる時は、それぞれのパートナーとのディナーだろう。
会話の内容はお互いの近況報告から始まる。
パートナーがいる子はその人との近況。
シングルの子は職場の不満や、旅行に行った時の話、新たな出会いの話。
ここ迄の会話でこれまでは有意義な時間を過ごせたと思っていた。
実際に楽しかったし、日々のストレスも解消できていた。
ただ、今は満たされない。
楽しいのだけど、パンチがないというか、毎回同じ話の繰り返し。
そろそろ飽きてきた。
■有意義な時間を創り出す
30代では恋愛・育児以外のことで楽しく話せる友人が欲しい。
今興味があることはキャリアアップ・子供がいながらキャリアを積んでいる人、何かを極めている人、様々なことを知っている人。
人生に刺激を与えてくれる人達と友人になりたい。
その為には自分自身も知識や教養を増やし、努力しなければ。
子供はそのあと。
まずは私の人生を豊かにしよう。
きっと5年後、今までとは違う新たな世界が私の前に広がっているだろう。
広げてみせる。
そんなことを考えた、ある日の公園での昼下がり。